ペットのミニブタのドライブ

 ペットのミニブタを車に乗せてトラブルなくドライブできれば、オーナーは愛豚を連れて旅行も出来るし、公園や広場に連れて行くこ
とも出来ます。新しい環境はペットのミニブタの社会性を広くし、攻撃的なブタになるのを予防・改善するのに役立ちオーナーもストレス
から開放させてくれます。

 ブタは車に乗せると排泄したり、乗り物酔いをすることがありますが、これは環境の適正化とトレーニングで改善できます。
ブタは車のスピード感、振動、いつもとは違った車内の雰囲気がストレスとなり、反射的に排泄するのだそうです。しかし、これは車への
乗せ方とトレーニングで改善されるはずです。
 まず、車に乗せる時は座席やカーゴルームに乗せるのではなく、普段使っているキャリーやケージに普段使っている敷物を入れて乗せます。
そうすればブタはそこが心地よいベッドと思い穏やかな気持ちで休みながらドライブ出来ます。ブタはベッドでは排泄するのを嫌いますか 
ら適当な時間を置いて排泄の機会を与えればその中で排泄することは殆どありません。もし、キャリーやケージを使っていない場合はこの 
時のためにキャリートレーニングを始めましょう。
 ブタの生活圏の適当な場所にキャリーを置きブタがその中に自然に出入りするようにします。必要があればミニブタフードや適切なおや
つなどをその中に入れて置き出入りするように仕向けます。敷物などを入れておけばやがてベッドとして使い始めるでしょう。ブタが中に 
入ったなら扉を閉めます。そして出たがったなら開けてやります。やがてキャリーは快適な場所としてインプットされるでしょう。

 キャリートレーニングが済んだならドライブを始めます。いきなり遠くに出かけるのではなく、初めは短距離で出来るだけ多くの機会を
作ります。適当な行き場所がない場合はその辺を一回りしても良いでしょう。ドライブが終わったならほうびをあげ、良い印象を残します。 
このトレーニングでドライブ中の排泄問題は解決すると思います。
 車酔いの対策もこれと同じです。酔うからといって乗せないでいると永久にドライブできません。短時間ドライブを繰り返し車に慣れさ
せるトレーニングからはじめましょう。
 以前車雑誌に「犬の車酔い対策」についての記事がありましたが、上記の方法以外に「酔っても乗せ ていたら、いつの間にか酔わなくな
っていた」などという些か乱暴な記述もありました。

 車に乗せるときに座席やカーゴルームに乗せる方を見かけますが、これは安全上極めて問題です。ちょっとした急ブレーキでブタは吹っ
飛びブタは勿論前席の人へも大きなダメージを与える可能性があります。まして、追突事故などの場合、ブタは宙を舞い前席に激突し、前
席の乗員は例えヘッドレストがあっても重大なダメージを追う可能性が高いという実験が「JAF MATE」に載っていました。
 現在、赤ちゃんは安全のためチャイルドシートで乗せることが義務付けられています。同じことがブタを乗せる時にも考えられて良いの
ではな いでしょうか!可愛いペットのブタはしっかりと固定したキャリーに入れてドライブしましょう!!!